シーズン15(16/03/15~16/05/17)にて、目標であるシングルレート1800を達成したので記念に初投稿です。
<全然ワルじゃないですよ!戦い方は善良なんです!
①パーティー概要
②個体紹介
③没案となった個体
④まとめ
この順番で簡単に解説します。せっかちな人は②だけ読んでね!
①パーティー概要
・受けることを知らない特攻野郎
このパーティーのコンセプトは簡単で、「やられるまえにやる」ただそれだけです。
弱点タイプである、フェアリー・格闘・虫のいずれも受けきることができないので、攻撃される前に、こちらの攻撃を当てまくって勝ちを目指します。そのため、ほとんどのポケモンの努力値を攻撃(特攻)と素早さにのみに振っています。また、採用ポケモンも素早さ種族値が高いものが多いです。
・バルジーナは唯一の物理受け
さすがに何も考えず特攻ばかりでは負けてしまうので、辛い物理ポケモンを見るのにバルジーナを使います。格闘・虫なら等倍で受けられます。
・フェアリーは全く受けられない
フェアリーの攻撃を等倍以下にできるポケモンがいない(いる)ので、ニンフィアにハイパーボイスを撃たれると、確実に1匹やられます。なので、繰り返しになりますが、今回はやられるまえにやります。
②個体紹介
シザリガー (NN エビフライ)
いじっぱり てきおうりょく きあいのタスキ
139(4)-189(252)-110(36)-x-76(4)-102(212)
クラブハンマー アクアジェット はたきおとす がむしゃら
役割:対面物理アタッカー
主な役割対象:バシャーモ・マンムー
調整の意味:S…無振り80族抜き抜き
B…陽気ガブの逆鱗+さめはだ耐え
ダメージ計算
クラブハンマー+アクアジェット 無振りガブリアス 95%~113%
はたきおとす+クラブハンマー HB輝石ポリゴン2 78%~95%
クラブハンマー HBカバルドン 72%~85%
アクアジェット 無振りメガバシャーモ 75%~90%
陽気マンムーの地震+氷の礫 80%~96%
えげつねえ火力が売りのザリガニですが、素早さが55族と低く、準速でもFCロトムが抜けないです。まあまあある防御面を生かしたHA振りの型もありますが、こちらはもっと遅く、基本的に弱点を突かれるのもあり、攻撃する機会すらないです。
そこで最強アイテムのタスキを渡し、行動回数を確保しました。先制技もあるので相性はいいです。また今回採用したがむしゃらもタスキと相性が良く、起点回避や耐久対策に役立ちます。剣の舞だと択が生じることがありますが、がむしゃらだと読みが必要ないので扱いやすいです。
選出は「相手のパーティーにバシャーモがいて、水の通りがまあまあ良く、かつバルジーナを出さない場合に初手」が大半です。厳しい基準を引いているので選出率は低いですが、出すと毎回仕事をしてくれます。
メガヘルガー (NN もみじごはん)
おくびょう もらいび→サンパワー ヘルガナイト
151(4)-x-110-192(252)-110-183(252) (メガシンカ前 151-x-70-162-100-161)
だいもんじ あくのはどう めざめるパワー氷 みちづれ
役割:特殊エース
主な役割対象:メガクチート・ナットレイ
調整の意味:CSぶっぱ
ダメージ計算
めざめるパワー氷 無振りガブリアス 92%~109%
いじっぱりガブリアスのげきりん 82%~97%
いじっぱりキノガッサのテクニマッパ 83%~99%
ヘルガーといえば防御がやたら低いイメージがありますが、メガシンカするとなんと防御が40も上昇します。防御無振りでもテクニマッパを余裕で耐えます。おまけに不要な攻撃は上がらず、特攻・特防・素早さはバランスよく上昇する、まったく無駄のないメガシンカをします。さらにはみちづれ習得で最低でも1対1交換を約束されているはずなのに、シングルでは一切使われません。なんでや!
しかし今回の悪統一では必要条件を満たしたので採用になりました。
メガクチートを一撃で倒せる悪ポケモンはこの子の他に、サザンドラ・バンギラス(眼鏡)・
ドンカラス(眼鏡)・ゾロアーク(眼鏡)くらいで、現実的にはサザンドラ・ゾロアーク(眼鏡)・ヘルガーのみになります。メガクチートに2回殴られると負けるので、パーティー全体の汎用性を下げないで一撃で倒せるヘルガーの採用となりました。
ガブリアスをめざパで1発で倒せるほどの火力を持ち、耐久・素早さにおいても優秀ですが、選出は少なく、「相手パーティーにクチートがいて、出されるであろうポケモンのほとんどに上から弱点をつける・もしくはほぼ確実に倒せる場合で、かつバルジーナを出さない場合に初手もしくは裏」といった感じです。こちらもなかなか厳しい条件ですが、残り4匹があまりにも強いので、仕方ないです。
サザンドラ (NN やすめぐみ)
ひかえめ ふゆう こだわりメガネ
167-x-110-194(252)-111(4)-150(252)
りゅうせいぐん あくのはどう だいもんじ きあいだま
役割:中速特殊アタッカー+サイクル(特殊受け)
主な役割対象:メガクチート・ロトム・ボルトスイクン
調整の意味:CSぶっぱ
ダメージ計算
あくのはどう Hスイクン 47%~56%
説明不要の超火力をそれなりの素早さから繰り出すキルマシーンと化したサザンドラ。
今回はおなじみのメガネをかけて、ひたすら悪の波動を撃ってもらいます。フェアリー・格闘・悪に半減されますが、それでも2週目のサイクルまでには勝負が決まるので問題ありません。重要なのは、いかに悪を一貫させるか・試行回数を稼ぐか、この2点です。
この点において、バルジーナとは相性が良く、バルジーナが苦手な特殊電気に対して操出し、格闘に対してはバルジーナに交代といった感じで、サイクル戦のなかで、悪の波動を撃つ機会を確保していく感じになります。役割の特殊受けというのは、このサイクル戦の中で、ロトムを筆頭とした特殊電気に繰り出すことが多いという程度の意味合いです。
また、役割対象にボルトスイクンとありますが、気合玉を持つボルトロスや瞑想スイクンを突破できないのでは、と思われるかもしれません。瞑想スイクンは操出しターンに積まれるとかなり厳しいです。しかしボルトロスに関しては、現在のメタゲーム上のtier1の型がずぶといHB@オボンで、技が10万・めざパ・電磁波・悪だくみ(orいばる・挑発)なので、さほど脅威ではありません。無振りのめざパ氷は2耐えできるので、割と余裕をもって繰り出すことができます。
いろいろ書きましたが、基本的にはロトムに投げて悪の波動うっときゃ強いということです。さすがは600族だな!
バルジーナ (NN ウェイパー)
わんぱく ぼうじん ゴツゴツメット
217(252)-85-172(252)-x-116(4)-100
ブレイブバード はねやすめ イカサマ とんぼがえり
役割:サイクル(物理受け)
主な役割対象:ガブリアス・メガガルーラ・バシャーモ・キノガッサ
調整の意味:HBぶっぱ
ダメージ計算
陽気ガブリアスのげきりん 33%~40%
意地っ張りメガガルーラのすてみタックル 42%~61%
間違いなく今回のMVPにしてパーティーの要、格闘をはじめ物理をあらかた受ける守護神。
胞子を無効にするぼうじん、起点防止のイカサマ、サイクル戦において基本の再生技、反射ダメージを与えるゴツゴツメット、すべてがかみ合っていて、隙が少ないです。
ブレイブバードは格闘への遂行速度を上げるために採用しました。バルジーナが覚える技の中で最大の火力が出ます。反動ダメージはありますが、ほとんど気になりません。
とんぼがえりは一見地味ですが、この技のおかげで何度も勝ちました。バルジーナを見ると相手の物理が流れやすく、フェアリーや特殊を呼びます。物理対面のターンにとんぼがえりをすることでゲッコウガやサザンにつなげて簡単に有利対面を作れます。
よく採用される、どくどくや挑発はラグラージやカバルドンの展開を防げるメジャーな技ですが、サイクル戦においては一手遅れます。また現在環境にステロ展開からの積み全抜き構築があまり存在せず、仮にマッチングしたとしても普通に立ち回りで対処できます(します)。したがってこの技構成がベストだと判断しました。
ワルビアル (NN わにたろう)
いじっぱり いかく こだわりスカーフ
175(36)-185(252)-105(36)-x-91(4)-135(180)
じしん はたきおとす いわなだれ ばかぢから
役割:スカーフ物理アタッカー・サイクル(電気受け・いかく)
主な役割対象:ゲッコウガ・メガルカリオ
調整の意味:S…最速70族抜き
H…16n-1
B…余り
ダメージ計算(被ダメージはすべて威嚇込み)
じしん 無振りメガガルーラ 48%~57%
いじっぱりメガガルーラのグロウパンチ 38%~46%
上記グロウパンチ後の不意打ち 35%~42%
いじっぱりメガガルーラのねこ騙し 23%~30%
いじっぱりメガガルーラのすてみタックル 72%~85%
ようきガブリアスのげきりん 46%~53%(27%で乱数2発)
よくあるテンプレのスカーフワルビアルですが、上のレート帯に行くほど刺さっていると感じました。
といのも、1700を超えると、マッチングする半数以上の構築が、ガブガルボルト+3であり、ワルビアルはこの3匹を相手に出来るからです。ダメージ計算の通り、いかくのおかげで確定数が1ずれるので、ガブガルに関しては対面からなら勝てる可能性もあります。
ボルトロスは前述の型の場合、叩き落とす3回でも倒せないので立ち回りで何とかします。
スカーフならじしんかじょうの方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、ワルビアルの技が無効・半減されるものが多く、また火力も中途半端なため、全抜きにはあまり適していません。サイクルの中で削った相手をしとめるのは主にゲッコウガの役割になります。
サイクルもこなせて、ガルガブにも勝てるのになんでこんなに使用率ひくいねん!
ゲッコウガ (NN シモンズ)
むじゃき へんげんじざい いのちのたま
147-147(252)-88-123(4)-80-191(252)
ダストシュート けたぐり みずしゅりけん れいとうビーム
役割:両刀エース
主な役割対象:ガブリアス・メガガルーラ・ニンフィア・マリルリ・バシャーモ
ヒードラン・ナットレイ・メガボーマンダ・メガルカリオ・など
調整の意味:ASぶっぱ
けたぐり 無振りメガガルーラ 99%~118%
ダストシュート 特化FCロトム 48%~57%
水手裏剣(1発あたり) 無振りメガバシャーモ 22%~27%
無振りファイアロー 25%~31%
あらゆる状況を打開できる、悪ポケ界の絶対王者、ゲッコウガも当然採用です。
フェアリーにはダストシュート、格闘・虫にはツバメ返し(アクロバット)、ガルガブには冷凍ビームとけたぐり、想定されるほとんどの状況に解答が用意でき、しかも高い素早さから繰り出せます。選出率もバルジーナと並んで高いです。
唯一の欠点である繰り出し能力のなさですが、前述のバルジーナの(後攻)とんぼがえりにより、無償降臨が約束されています。さすがは忍者きたない。
技構成ですが、物理特殊でいろいろ試した結果、この4つに落ち着きました。
水手裏剣ではバシャーモやファイアローを倒せない場合がありますが、サイクルの中で削りを入れることで、何とか確定圏内に入れるよう心がけます。
ダストシュートは外しがこわいですが(10敗以上)、当たるよう祈りましょう。初手出しでローブシンと対面した場合は、ダストシュートを選択すると、向こうからの有効打がなくなるため、勝てます。
スイクン・メガクチート・ポリゴン2あたりは突破できないので、他で見ます。なお、ポリクチ構築はバルジーナも出しにくいため、相当な苦戦を強いられます。マッチングしないよう、祈りましょう。
③没案となった個体
1ボックスほど肥しができたので、一部紹介します。
バンギラス (NN おばんちゃん)
やんちゃ すなおこし きあいのタスキ
175-194(180)-130-126(84)-107-111(242)
いわなだれ じしん ばかぢから だいもんじ
シザリガーの枠に対面アタッカーとして使っていましたが、シザリガーの方が使い勝手が良かったので解雇。ちなみに倒せる範囲はシザリガーとさほど変わりません。
ヤミラミ (NN ドラウト)
いじっぱり いたずらごころ きあいのタスキ
157(252)-139(252)-96(4)-x-85-58
メタルバースト ふいうち にほんばれ ちょうはつ
メガヘルガー無双のための晴れ要員。メタバで1匹持っていき、晴らせてヘルガーに繋げるのですが、そううまくはいかないですね。相方のヘルガーはソーラービームを持つ個体を使用しました。
メガアブソル (NN プレミアム)
むじゃき マジックミラー(プレッシャー) アブソルナイト
141-202(252)-80-135-62-183(252) メガシンカ前(141-177-81-100-62-139)
はたきおとす ばかぢから だいもんじ れいとうビーム
受けループに何度もマッチングした日があり、むしゃくしゃして作成しました。結局メガフシギバナがどうしようもないのと、サブタイプの一致技がないことで汎用性が足らず、全然選出されませんでした。
キリキザン (NN Aba*RED)
いじっぱり まけんき きあいのタスキorいのちのたま
141(4)-194(252)-120-x-90-122(252)
ふいうち はたきおとす アイアンヘッド つるぎのまい
普通のキリキザン。虫・フェアリーを等倍にできますが、等倍になるだけです。何かを2回耐えたりとかはないです。ポテンシャルは高いので、扱い方を練習すればシザリガーより活躍できると思います。威嚇に対して耐性があり、パルシェンに積まれて全タテを防げる点で、他ではできないことをできます。
マニューラ (NN えれニャン)
ようき プレッシャー いのちのたま
145-172(252)-86(4)-x-105-194(252)
つららおとし こおりのつぶて どくづき けたぐり
マニューラとゲッコウガを両立し、より攻撃的にしたかったのですが、同じことをするポケモンが2匹もいるかどうかは微妙なところです。強い相手にはとことん強いですが、その逆も然り。
ドラピオン (NN パープルデス)
いじっぱり するどいめ こだわりハチマキ
165(156)-156(252)-135(36)-x-96(4)-123(60)
どくづき はたきおとす じしん つばめがえし
耐久・素早さはそこそこあるんですが、火力が低すぎたので解雇。ハチマキもたないとマリルリすら一撃で倒せないんですがそれは…
④まとめ
悪ポケモンは、耐久こそ低いものが多いですが、全体的に火力があり、どのポケモンにも活躍できるチャンスはあるとおもいます。技範囲がそれなりに広いのもいいですね。
ただ、ガルモンレーティングで勝ち進むとなると話は別で、バルジーナ・サザンドラ・ワルビアル・ゲッコウガの4匹は絶対にパーティーに入ることになります。メガガルーラを生み出したゲーフリは絶許。それでも残り2匹は何でもいいと思うので、好きな悪ポケモンにタスキでも持たせて活躍させてあげましょう!
今回の挑戦の期間はおよそ3か月、シーズンを1度またいでいます。今シーズンこそ勝率は55%程度でしたが、前シーズンは1400をさまよった時期も当然ありましたし、現在の構築に至るまでは、やはり勝てない辛さを感じることも多かったです。それでもあきらめずに挑戦し続け、結果が出ると嬉しさもひとしおです。みんなも統一パ、しよう!
今回はこのへんで終わりにします。長文読んでいただきありがとうございました。
最後になりましたが、配信を見てくださった方、アドバイス・コメント下さった方、ありがとうございました。絆!
次回はゴースト統一で1800目指します。すでにベテランの先駆者さんが2000達成していますが、自分のペースでやっていきたいと思います。
↓みんなで描きました
【ORASシーズン15】レートで使った悪統一
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